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インキネンさんのブラームス3番・4番

2017/4/15(土) 14:00 オーチャードホール
日フィル 第689回 東京定期演奏会

ブラームス 交響曲第3番 ヘ長調 op.90
ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 op.98

指揮: ピエタリ・インキネン


いい演奏を聴いた後は気持ちが晴れやかになる。

今日のブラームスの4番はすっと身体に入り込んできた。
会場を出た後の、この爽快感は久しぶりだ。

全体的に重厚な印象ではないのに
レンガのように弦が硬めにリズムを刻み、
金管は時には鋭く時には甘く奏で、
木管は穏やかにでもはっきりと主張している。

この曲がウィーンで認められたのは、
初演から11年後、ブラームスが亡くなる1ヶ月前という。

そんなことを考えると、
特に4楽章はブラームスの最後の交響曲にかける思いが、
足元からお腹に向かって押し寄せてきてゾクッとした。

私がこの曲を初めて聴いてから
30年余りが過ぎたにもかかわらず、
新たな感動に出会えるというのもまた、
この曲の味わい深さなのかもしれない。

3番はいままであまり魅力を感じていない分、
何か新しい発見や驚きがあればいいな、
と少し期待していた。

4番よりもさらに軽めの演奏で
インキネンさんらしいキッチリ感や緊張感は
感じることができたものの、
何かもう少し心に迫ってくるものがなかった。
高望みしすぎかな。
インキネンさん、この曲嫌いなんだな、と思った。

ホールも気になった。
2階席の奥の方、屋根(3階席)が深くかぶっていて、
ステージとは別の部屋で聴いているよう。
拍手もその周囲ばかり聞こえてくるので
ホールにいる一体感は感じられず、
自宅で畳に寝転んでテレビ観てる感じ。

オーチャードホールに来ると
時々こういうちょっと残念な感覚を味わう。

しかしどうでもいいことだけど、
プレトークでのインキネンさんの俺様族的な態度、
人間性に問題ないか?

日フィルのみなさん、
インキネンさんの取り扱いは大変だと思うけど、
どうかよろしくお願いします。
インキネンさん+日フィルの音、大好きなので。

bud


_20170415

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