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こばけんさんのチャイコフスキー

2017/3/4(土) 14:00 東京芸術劇場
日フィル 第688回 東京定期演奏会

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
チャイコフスキー 交響曲《マンフレッド》op.58

指揮       : 小林 研一郎
ピアノ                    : 金子 三勇士


パリ管弦楽団に続いて2回目の芸術劇場。
比較的正面に近い3階席だったが、
ステージが遠いなあ、という印象。

前半のピアノ協奏曲は物理的な距離だけでなく、
例えるなら、
部屋の中から庭に置いてるテレビを観ているような、
気持ち的にもそんな距離感があって、
しらけた気持ちになった。

私の心に共振する何かがなかったのだろう。

後半のマンフレッドは、
うねるようなこぶしのきいた弦、揺れ動くテンポに、
日フィルの音を思い出させてくれたし、
こばけん節も感じられ、
そうそう、日フィルってこんなだったって、
思い出させてくれた。

モダンなデザインのパイプオルガンも
上品ないい音を出していたように思う。
ホルン、フルート、頑張ってたなぁ。
いい音だった。弦はもう少しがんばれるのでは?

それにしても、

こばけんさんがつくる音はどうも上品さと美しさが
足りないように思うのは私の気のせいだろうか。
強奏したときの音が美しくないと感じるのはいつもと同じ。

そうは言っても演奏会の最後に、
やんややんや次も頼むよよかったよ、
みたいな雰囲気になるのも、
こばけんさんの力なんだろうな。

サントリーホールは、
野生のライオンをてなづけるようなもの。
上手くいけば大喝采、下手したら首掻き切られる。
そんな印象。

芸術劇場はどうだろう。
どちらかというと地味な音?
またの機会を楽しみに。



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