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大阪フィルとアンドリス・ポーガさんの第九

2016/12/30(金) 19:00 フェスティバルホール
大阪フィルハーモニー管弦楽団
第9シンフォニーの夕べ

ベートーベン        交響曲第9番 ニ短調「合唱付」作品125

指揮   : アンドリス・ポーガ
ソプラノ : 中村恵理
アルト  : 福原寿美枝
テノール : 福井敬
バリトン : 甲斐栄次郎
合唱   : 大阪フィルハーモニー合唱団


初めての大阪フィルを初めてのフェスティバルホールで、久しぶりの第九。

奇抜ではなかったけど、重厚なドイツ音楽の上に指揮者のポーガさんの味付けだろうか、切れと勢いが加わって退屈しない演奏だったし、共感できる作り方だった。ポーガさんについての予備知識がないまま演奏を聴いてみて、この明解さはもしかして「カリフォルニアワイン」か?と思ったが外れた。ラトビア出身でヨーロッパで活躍とのこと、まだ若そうなポーガさん、これからが楽しみだ。

オーケストラはとても丁寧な演奏に思えた。パート毎にとてもまとまっていたように思うし、乱れることもほとんどなかったのではないか。技術的には期待以上で満足。

独唱も素晴らしかった。

バリトンは代役として甲斐さんだったがいつも通り迫力だった。テノールの福井さんとのコンビは気心が知れているのだろうか、ソプラノ、アルトも含めて息がぴったりあっているように思えた。ソプラノの中村さんの声も素晴らしかった。

合唱は妻が絶賛だった。学生にはない迫力と正確さに私もすごいな、と思った。「蛍の光」をペンライトを手に歌うのがお決まりのアンコールなのだろう、心洗われる歌声だった。第九の余韻に浸りながら会場を後する方が好みではあるけど。大阪って「おまけ」の文化なのかな。

座席は3階の最前列、いい席だった。よく響くホールという印象を受けたが、聴き慣れたサントリーホールほど華やかさを感じなかった。いい意味でも悪い意味でも。

首都圏以外でも素晴らしいオーケストラがあることを知り、いい演奏が聴けたことがうれしかった。日フィルの演奏を聴き慣れているので、他のオーケストラの演奏も聴いてみることで新しい発見も生まれてくるかもしれない。



Osakaphil

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