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飯森範親さんのブラームスとドヴォルジャーク

 

2017/1/7(土) 18:00 横浜みなとみらいホール
日フィル 第324回 横浜定期演奏会

ブラームス    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ドヴォルジャーク   交響曲第9番 ホ短調 op.95《新世界より》

指揮       : 飯森 範親
ヴァイオリン   : 神尾 真由子


11月にパリ管弦楽団で聴いたブラームスのヴァイオリン協奏曲を、日フィルで聴く機会となった。がっかりしちゃうと悲しいなぁと思っていたけど、なんのなんの。

情熱的な曲なのでソリストもオーケストラもそれなりの感情の高まりが求められるのではないか。神尾さんのヴァイオリンはとても情熱的だったし、いい意味で女性っぽくない骨太でねっとりとした音色に引き込まれた。おかげさまで、改めてこの曲の良さを感じることができた。

今回の座席はステージの斜め後ろ、第2ヴァイオリンの後ろあたりだったのだが、サントリーホールと比べて音が響かないことを改めて感じた。

佐渡さんの指揮でマーラー6番を聴いたときもステージの横(指揮者寄り)に座り同じように感じたが、今回はかなりステージの後ろ寄りだったので余計に強く感じたのかもしれない。ほとんどが直接音で遠くからホールの残響が聞こえてくる感じ。指揮者も斜め前から見るので、音の響きのなさもあってか、練習場でリハーサルを聴いているような感覚に陥った。音のバランスも正面で聴いているときと明らかに違って、金管と打楽器が強い。そりゃ、目の前だから。

サントリーホールでは音のバランスも崩さないまま、オーケストラを横から眺められる気がするけど、みなとみらいホールでは音のバランスを取るか、オーケストラの近くを取るか、のトレードオフになる。今回は、ここまで音を犠牲にしてステージの近くでなくてもいいかな、と感じた。

ホールの違いに戸惑いながら聴いた《新世界より》、名曲ってやっぱり名曲なんだなぁ、と変に関心してしまった。全体的に歯切れいい元気な演奏だと感じたが、第2楽章の静かな弦は思わずうるっときた。なんときれいな音。今年も素晴らしい1年でありますように。

diamond

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