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こばけんさんのシェエラザードと春の祭典

2016/1/23(土) 14:00~ サントリーホール
日フィル 第677回東京定期演奏会

リムスキー=コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》
ストラヴィンスキー   バレエ音楽《春の祭典》

指揮 : 小林 研一郎

春の祭典、久しぶりに生で聴けてうれしかった。

聴き慣れた演奏より少しゆったりしたテンポで悪くなかった。出だしの緊張感もなかなか。第2部の前半、静かなところは堕落的にも響き、妖気のある美しさを感じた。新しい発見だった。そういえばホルン9本のベルアップ、見てて圧巻だった。楽譜に指示はあるのかな?春の祭典では初めて見た気がする。

本当に難曲なんだろうな、と思うけど、全体的にはこばけんさんの下、よく統率がとれているなぁ、と感じた。でもいくつかしっくりこなくて、なんだか、モヤモヤ感が残った。

ひとつは、弦がきれい過ぎて凄みがなかったように思った。あれだけ管楽器の音が強いと対抗するのが大変だろう。それからティンパニの音がちょっと馴染まなかった。強く叩けばいいというものでもないだろうに、と感じた。

シェエラザード。標題音楽って、どうも苦手意識がある。「こういう情景だから、こう感じなさい」と言われているようで。楽しめる低ラインは確保できるけど自由に感じることを制限されているようで。

とは言うものの、今日のシェエラザードはよかったように思う。拍手も春の祭典より大きかったのではないか。特に第3、第4楽章がよかった。第3楽章は春の祭典と裏腹で、弦楽器のきれいさが際立ったように思った。第4楽章は前半と比べても音がクリアでノリノリの印象を受けた。思い入れの少ない曲だったけど、それなりに楽しめたかな。

妻はというと、期待していた春の祭典よりシェエラザードの方がよかったらしい。思い入れの強い曲ほど理想の演奏がはっきりしてるので、感動するのが難しいのかも。wine

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