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山田和樹さんのマーラーツィクルス 第2回

2015/2/22(日) 15:00~ オーチャードホール

武満 徹   混声合唱のための「うた」より
マーラー   交響曲第2番 ハ短調《復活》

指揮  : 山田 和樹
ソプラノ: 林  正子
アルト : 清水 華澄
東京混声合唱団、武蔵野合唱団

山田さんは、今回初めてマーラーの2番を指揮するとのこと。私も今回初めてこの曲を聴きこみ、初めて生で演奏を聴く。

マーラーは天才だ、と山田さんはこの曲を解説して言う。素人の私もそう思うが、いやいや、演奏も素晴らしかったと思う。

全曲通しての緊張感。指揮者、オーケストラ、ステージ裏演奏のバンダ、合唱にソロが見事に一体感があった。こんな大編成の曲を作るマーラーもマーラーだが、これほどまでにまとまるものなのだ。人間ってスゴイ、って思う。

1楽章の第2主題、2楽章など、素でも美しい旋律をいつもロマンティックに歌いあげる山田節もうれしい。2楽章のピチカートもとても丁寧にまとめていたし楽章の最後の緊張感も素晴らしい。テンポの揺らぎも想像していた以上にあって、でも嫌みでなく、品があり心地よい。1楽章展開部終わりの崩れるようなクライマックスや第1主題が戻ってくる再現部冒頭もあまりに劇的で鳥肌がたった。

4楽章のアルトソロも声量があって迫力。3階席の奥まで伝わるものがあった。

バンダはステージのオーケストラの音と合わせるのが大変なようだが、ほとんど気にならなかったし、遠くから聴こえてくる効果も感じられ、バランスとしてもよかったのではないか。

バランスと言えば、オーケストラの各楽器はもちろん、オーケストラと合唱、ソロのバランスもよかった。山田さんの美しさを求めるセンスの良さなのではないか。山田さんも天才だ、と私は思う。

今回は、Wikipediaの楽曲構成の解説を活用した。長い長い曲を少しでも理解する手段になると思ったからだ。ソナタ形式なのか三部形式なのか。どこで主題が提示されているのか。どこから再現部なのか。持っている録音を聴きながら区切りの時間を記録していく。こんなことしないとマーラーの音楽は理解できないのか。楽しめないのか。不思議なことに曲を細切れに分解して全体の構成が見えてくると、何だかわかったような偉そうな気持ちになる。邪道なようにも思うけど
てっとり早く曲を楽しむために、私にとってはいい方法なのかもしれない。

少しずつ少しずつ、マーラーにハマっていく自分。いいのかなぁ。底なし沼に落ちていくようで怖い。moon3

今日は、武満の曲も寝なかった。いい曲だったな、と思える合唱だった。いや合唱というより、昭和のポップスを聴いているようだった。優しく、懐かしく。

余韻に浸る余裕は1週間しかない。なんだかもったいない。3番の予習をしないと。pen

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