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ラザレフさんのラフマニノフとチャイコフスキー3番

5/19(土) 14:00~ サントリーホール
日フィル 第640回東京定期演奏会

ラフマニノフ     ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調
チャイコフスキー  交響曲第3番 ニ長調 《ポーランド》

指揮  : アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ : 上原 彩子

さすがにラザレフさんの演奏会は集客力がある。A席以外は完売と聞いた。普段こんなことないのに、オーケストラメンバーがステージに現れると拍手が。観客の期待も強いのだろう。上原さん人気もあるのだろうか。

その上原さんのピアノは前回ラザレフさんの指揮でプロコフィエフの3番を聴いた。そのときの印象はいまいちだったけど、今回は良かったように思う。甘すぎずどちらかというとドライな印象で好感が持てた。また大規模のオーケストラに負けないくらいの迫力を感じた。やっぱり座席のせいなのかな、弾く姿がほとんど見えず視覚的にピアノが伝わってこないせいかやはり印象が薄かったのが残念。3楽章の最後でこれでもか、というくらいにピアノをたたきつける姿が少し見えて心を動かされたし。

チャイコフスキーは期待通り素晴らしいものだった。特に1楽章はちょっと泥臭くて悪く言えば下品にも感じて好みの演奏だった。毎度のことながら1楽章から迫力満点、この後どうするの?と思うくらいの緊張感と盛り上がり。ラザレフさんの指揮のときは、楽章ごとにどんな演奏にして全体を構成するのか、そんなことを考える楽しみが増えた。3楽章はゆったりしっとり弦の音を響かせて1楽章とのコントラストが面白かった。5楽章の最後はまさにロックンロール、今回も楽しませていただきました!

「やっぱり指揮者は役者じゃないと!」とは今日のラザレフさんを見た妻の言葉。指揮する姿から情熱が感じられ、表現したいことが伝わってきて、さらに演奏後は「自分よりもオーケストラを褒めてやってくれ!」というジェスチャーやお客さんへの感謝と賞賛の気持ちを表現する、そんなラザレフさんを見ていると演奏もより素晴らしく思えてくる。次のラザレフさんの演奏会はいつかな。。

ラフマニノフは予告通り寝ていた妻も感動の嵐だったし、私もとても素晴らしい演奏会だったとは思うが、今週は疲れが溜まり体調がよくないせいかいまひとつ感動が薄い。演奏が良い悪いという前にまずは自分の体調管理が最重要ということか。

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