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日フィル 第615回東京定期演奏会 (ベートーベン)

11/14(土) 14:00~ サントリーホール
日フィル 第615回定期公演
ベートーベン   序曲 コリオラン
ベートーベン   交響曲第4番
ベートーベン   交響曲第5番

指揮:マルティン・ジークハルト

 今日は楽しみにしていたベートーベンだったのに、私自身の集中力がイマイチで残念だった。朝出かけにも玄関の鍵を閉めるまでチケットを持っていくのを忘れていたし(冷や汗)。疲れと寝不足かね?

 武蔵小山の洋食屋さんでランチ、と思っていたら臨時休業だったのでやむなく駅前の喜多方ラーメンで済ました。この時期には珍しく朝から大荒れの天気でうんざりだったが、東横線に乗る頃には晴れ間も見えて予報よりも早めに回復した感じ。

 ホール近くのスタバでコーヒー飲んでから会場へ。横の席でコーヒー飲んでる雰囲気あるおばさんはきっと今日の演奏者だ、ってみさちん。確かに本番ではヴァイオリンを弾いていた。チェロの人も電車が一緒だった、って言うし。席が近いからいろいろ見えて楽しいね。

 これから土曜日は毎回プレトークがあるらしく、しばらくは聴き逃せないです。今回は評論家の奥田佳道さんでした。ジークハルトさんはオーストリアの人でウィーン交響楽団のチェロ奏者だったらしい。今回の第5では第3楽章について楽譜に指示が抜けている?繰り返しをする、と言っていた。事前に演奏者やトピックスを聞かせてもらえると演奏への理解が深まり、とてもありがたい。

 最近ブルックナーとかプロコフィエフとかロマン派以降の作曲家を多く聴くせいか、椅子の並んだステージを見て「今日の編成は、ありゃ、ずいぶん小さいなぁ」と感じました。それでも管楽器は2本ずつあるから古典派では普通なのだろうけど。1曲目のコリオランは、う~ん、音が薄いなぁ、というのが第一印象。心の中でイメージしていた編成と比べて小さかったからかな。ちなみに隣のみさちんは熟睡モード。拍手で目覚めたか、「地味な演奏ね」とまた鋭い指摘。うたたね状態は感性を鋭くするのか?ちょっと恐ろしい存在。もうひとつ感じたのはやっぱり、「うわぁ響くなぁ」ということ。コリオラン出だしの「ジャン」の後の響きが長い。「次の音、もう少し待って~」って気になっちゃう。ずいぶんNHKホールの音に慣らされていたんだなぁ。改めて痛感。指揮者はホールによって演奏を変えるんだろうか。このホールは響くから休符を長めに取ろう、とか。それにしても通勤時にヘッドホンで聴いているとわからない弱い音がよく聴こえて、「ああ、こんな曲なんだな」なんて改めて思ったりして。日常の音楽鑑賞環境がいかに貧弱か。

 お楽しみの第4番。のはずがどうも今日は体調がよろしくない。第2、第3楽章がどうも眠い。半分夢の中にトリップしていました。いまひとつ、引き込まれませんねぇ。

 それでも第4楽章の後半、緊張感をもって聴くことができました。あぁよかった。みさちん曰く、「2、3楽章飛ばしてど~するの?3楽章で拍手したくらい」だそうで。どうも3楽章はぴんときません。

 それに比べて第5番ときたら。私自身の不調を忘れるほど、休憩後の演奏は別人(別オーケストラ?)のように緊張感がありました。4番に比べて少し編成が大きくなったせいもあるかもしれないけど音に重厚感がある。名曲中の名曲ですが生で聴いたのは初めて。CDでもそれほど多く聴いているわけではないので断言はできないけど、それほど奇抜な演奏ではなかったと思います。それでも4楽章通して引き込まれました。5番はやっぱり名曲といわれるだけあるなぁ、と改めて思いました。3楽章、4楽章の繰り返しはやはり、あれ?と思い、また少し冗長な感じもしないではなかったけどそれはそれで新鮮でよかったかな。

 思うに、やっぱり4番は練習不足?指揮者とのコミュニケーション不足?そうか、眠くなったのは私のせいではない(それはまた別か。。)?5番の息のあった演奏を聴いてしまうとそう思ってしまいます。

 今日はアンコールはなかったけど、5番がよかったので、満足して帰ることにします。

 今回サントリーホールのステージ真横で聴くようになって改めてよかったな、と思ったのは、木管楽器のそれぞれの音を聴き分けられるようになったこと。NHKホールではとてもステージが遠くて演奏者と楽器がほとんど見えなかったけど、サントリーホールの席はステージの真横。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのそれぞれの演奏者がはっきり区別できて吹いているのが見える。5番の3楽章だったか、木管の掛け合いがあってとても面白かった。

 もうひとつ、日フィルでいいこと。それは、ホルンが安心して聴いてられること。N響ではいつもドキドキ。いつ外すかいつ外すか、と。最悪はブロムシュテットさん指揮のブルックナー4番。あれは泣いた。それに比べて日フィルは安心して聴いていられる。今日の演奏も2本のホルンは若いお二人。ありがとうございました。

 反対に残念だな、と思ったのは、やっぱりステージの真横ではバランスが悪いなぁ、ということ。今日の編成は第1、第2ヴァイオリンが左右に広がる編成だったけど、それぞれの掛け合いなど真ん中で聴けたら面白かっただろうな、と思った。今の席だと第2ヴァイオリン(並びによってはヴィオラ)がよく聴こえない。これは残念な点。

 次回のサントリーホールは12/5のブルックナー5番。その次は12/19の第九。どちらも楽しみ。第九の席はどこだったっけな~などと席を見回しながらサントリーホールを後にしました。

 来週は最後のN響定期。これも楽しみです。

 よい音楽を身体で感じた後は、みさちんに付き合ってジェクサーで一汗流しました。もう慣れたもの。ビジターと言う感じではなく、本気でトレーニングしました。帰りにハムとチーズと焼き鳥を買って、先日仕入れてくれた甲州にごりワインで一日をしめくくりました。いいお休みでした。

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