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楽友協会で《ウィーン交響楽団》(4/23)

・フィンガルの洞窟/メンデルスゾーン
・ヴァイオリン協奏曲/シベリウス
・交響曲第6番/ショスタコービッチ

 

P4203384_  開演の1時間弱前に着いたのでロビーでお客さんを見ていました。やはりおしゃれした人が多いです。今日は久しぶりに寒い一日だったのでコートを着込んでいる人も多かったです。そういう人もクロークにコートを預けると華やかな服になります。たいていこのような人たちは50歳代以降の人たちです。私たちの世代がちょうど境目でしょうか、若い人たちはネクタイなしできっちりおしゃれしている人と旅行者のようにジーパンで来る人といました。今日は私もノーネクタイだったのでどちらかと言うとラフな服装になりますがジャケットを着ているだけでずいぶん違うように思いました。

 

P1000013_0423  席は結構いい席でした。写真のような見え方です。さらに3階席がありますがほぼ一番後ろでもこのくらいの距離感です。実際は前の観客の頭越しなのでこんなによく見えませんが。でも楽友協会で音楽を楽しむんだな、という実感がわいてきました。ショスタコービッチの6番は事前に聴いておくことができず残念でしたが、シベリウスは好きなので楽しみにしていました。

 

P4203378_  ホールは最大1700人が入るそうですが、オーケストラがとても近く感じます。NHKホールの3階席のようにテレビを見ているような距離感ではありません。舞台も奥行きがなく、すし詰め状態。このため演奏もとても迫力がありました。音量の大きいところでは床が響く感じです。また想像以上に残響が大きくオペラ座と正反対。オーケストラのひとつひとつの音が明確に聴き取れない感じです。席の位置のせいでしょうか。ともかくオペラ座と比べてこの音の差にびっくりしました。これが世界標準なんだろうか?

 

 実際の演奏は、シベリウスは独奏とオーケストラとのバランスもよく、息もよく合っていてすばらしい演奏でした。よく日本で独奏者の迫力が足りない、と思うのはホールのせいかもしれません。これだけステージが近く感じると独奏楽器がオケに対して有利になると思いました。独奏者が若い女性だったので私が期待していた「おどろおどろしい」感じではなく若々しい爽やかな演奏でしたがとてもよい演奏だったと思います。ショスタコービッチもよかったです。最後の盛り上がりはもちろん、長大でゆったりとした第一楽章はぼろが出やすいのではと思いますがとてもきれいな演奏でした。さすがだなぁ。

 

 ただ、運が悪かったと思いたいのですが、マナーが悪すぎ。演奏中に携帯電話の着信音や操作音がところどころで鳴る鳴る。後ろの若者は演奏中にしゃべる、ピアニシモの繊細なところでおやじは咳払いをする、シベリウスの楽章間でいちいち拍手が入る、拍手が早い(指揮者が指揮棒下ろしてないぞ!拍手は一部の人につられている感じでしたが)、演奏終了中の拍手の最中に後ろのおやじは落し物をしたといって椅子の下を探し回る、などなど。2階席だからかな?でも1階席でも演奏終了後に席を立つのは早かったぞ。期待していなかったオペラ座の方がマナーはよかったし、まだ日本のホールのマナーの方がずっといい。観光客が多いのだろうか。
ウィーン経験者の意見は? => 広乃へ。要コメント。

 

*コメント*

実は楽友協会でコンサートは聴いてないので分からないけど、音の響きはコンサートホールでなくてもものすごくて、ウィーンに行ってとにかくとにかく驚いたのは音響についてでした。私が強く感じたのは日本人の演奏は日本の音響に由来しているということ。日本人学生はウィーンで音楽を勉強してもなぜか楽器の響きを聴いてない。楽器を響かせるのではなくて楽器を押しているイメージ。みんながみんなそういう演奏の仕方かというとそうでもない日本人もいるけどやっぱり音を聴いたら、あ!日本人だ!と分かってしまう悲しい事実。きっと音が吸収されてしまう日本の環境が日本人の耳をダメにしてしまうのね、と思ってます。
 きっとお兄ちゃんはよく知ってると思うけど、残響はホールの用途に合わせてみな違うから、オペラ用だとしっかり声を聞きとれるようにあまり残響は長くはしていないと思う。ブログ読んで、楽友協会で聴きたくなってしまったよ。なぜ聴きに行かなかったのかなぁ。後悔。
 マナーについてはそんなに悪いとは感じなかったけどなぁ。
 逆にウィーンの人にいろいろ教えてもらったりしたよ。観光客が多いから?

 いろんな経験をしているお兄ちゃんのブログを見て、ガイドを捨ててしまったことを後悔だわ。
なんだか懐かしくなってきて再度行きたい気持ちが高まってしまうわぁ。子ども連れで行っちゃうか!!わははっ!

 残りの旅も気をつけて楽しんで。

 では。こんなコメントでごめんなさいい~

投稿: いもうと | 2009年4月25日 (土) 06時40分

 

コメントありがとう。とても参考になりました。どこかに書いたかもしれないけど、ホールの目的によって残響が変わってくるというのは理屈ではなんとなくわかっていたつもりだけど、今回実体験して初めて理解できた気がします。こんなに違うとはびっくりです。確かにオペラ座ではあの地味なオケの響きがとてもよいし、楽友協会やコンツェルトハウスでは残響で華やかになるように思います。楽友協会にとても違和感を感じるのは日本のホールに慣れているからだね。それと日本のホールに慣れた演奏、というのもあるとは驚きです。とても勉強になりました!

投稿: | 2009年5月 3日 (日) 12時14分

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